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Tech GALAにて出張イベント「Knots by TOIC」を開催しました

この度TOIC NAGOYAは、Tech GALAにて出張イベント「Knots by TOIC 東海国立大学機構・地域の産学融合イノベーション拠点【TOIC】名古屋サイト入居者が語る産学連携」を2025年2月5日(水)に開催しました。 

当日はTOICの施設概要や、名古屋サイトの入居者である豊田合成株式会社とグランドグリーン株式会社から産学連携事例をご紹介した後、 ”業種も規模も異なる、大手企業とスタートアップが「どう連携できるのか」” をテーマに即興でパネルディスカッションを実施。大手企業とスタートアップとの関わり方についてお話しいただきました。最後に、来場者の皆様とのネットワーキングも開催。大学関係者、支援機関、企業など約40名の方にご来場いただき、多くの交流が生まれる場となりました。

来場者の皆様からは「斬新で最新のお取り組み、そのワークフロー、協創の仕組みづくりが素晴らしい」「名古屋大学のオープンイノベーションに関する取組について参考になった」などの声も。さっそくTOICに相談したいことがある、といった嬉しいお声がけもいただきました。

◾️イベント実施概要

◯イベント名:Knots by TOIC 東海国立大学機構・地域の産学融合イノベーション拠点【TOIC】名古屋サイト入居者が語る産学連携

◯日時:2025年2月5日(水) 10:30~12:30

◯会場:アーバンネット名古屋ネクスタカンファレンス3F @Room E・D・F

◯登壇者:

名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部 URA 沖原理沙

名古屋大学 豊田合成先端デバイス応用産学協同研究部門 特任准教授 牛田泰久

グランドグリーン株式会社 取締役CTO 小林健人

(司会/モデレーター)
株式会社ATOMica コミュニティマネージャー 深川恭平(TOIC NAGOYA運営)

◯プログラム内容:

・TOIC概要ご紹介

・豊田合成株式会社「”ワイヤレス電力伝送技術”の社会実装に向けた産学官連携活動の紹介

・グランドグリーン株式会社「アカデミアとの共創で切り開く、ゲノム編集技術による気候変動対策

・パネルディスカッション「業種も規模も異なる、大手企業とスタートアップが”どう連携できるのか”」

・ネットワーキング

◾️イベントの様子

TOIC概要紹介のパートでは、名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部 URAの沖原より、TOICができた背景やオープンイノベーション推進のための支援内容や体制についてご説明させていただきました。オープンイノベーション創出には、ただ施設があるだけではなく、コミュニティやコミュニケーションが生まれる場づくりが必要で、そこにはコミュニケーターが不可欠であること、東海国立大学機構の関連施設や地域のステークホルダーとも連携しながら、創出を目指していくことをご説明しました。
また運営委託先である株式会社ATOMicaが大切にしている ”Wish/Knot” という考え方にも触れていただきました。(WishとKnotの概念については、本レポートの後半で触れております。)

 

産学連携事例の紹介パートでは、はじめに名古屋大学 豊田合成先端デバイス応用産学協同研究部門 特任准教授の牛田様にご登壇いただき、「”ワイヤレス電力伝送技術”の社会実装に向けた産学官連携活動の紹介」をテーマにお話しいただきました。
2017年から約8年間、名古屋大学との共同研究に携わっている牛田様からは、社会実装間近の事例や産学連携の歴史や変化についてお話しいただき、最後に最も大切なのは「実施者の情熱と覚悟」だと教訓についても語っていただきました。これからの産学連携に重要なポイントが理解できるお話でした。

 

つぎに、グランドグリーン株式会社 取締役CTOの小林様にご登壇いただき、「アカデミアとの共創で切り開く、ゲノム編集技術による気候変動対策」をテーマにお話しいただきました。
ゲノム編集技術の説明からはじまり、食糧危機やカーボンニュートラルに寄与する最新プロジェクトや社会実装間近の事例についてお話しいただき、最後にアカデミアと連携する意義について語っていただきました。アカデミアとの連携方法やメリットがイメージしやすいお話でした。


パネルディスカッションでは、はじめに ”アカデミアとの連携で、思うこと、感じること” をテーマにお話しいただき、つぎに ”大手企業とスタートアップが「どう連携できるのか」” をテーマに業種も規模も異なる立場から、牛田様と小林様に即興でお話しいただきました。

ひとつ目のテーマでは、牛田様も小林様も一貫して、最新情報へのアクセスについて触れられました。アカデミアと連携することにより、最新技術や最新情報(国の方針など)にどこよりも早くアクセスできることへのメリットを感じられているとのこと。

ふたつ目のテーマでは、お二方が頭を悩ませるシーンはあったものの、豊田合成様が取り組まれているLED事業や農業と、グランドグリーン様のゲノム編集技術を掛け合わせることで、新しい事業展開に繋がりそうなお話が出てきたり、大手企業とスタートアップの連携に可能性を感じられるディスカッションとなりました。

◾️来場者の方からのご質問

ご来場いただいた皆様からご質問をいただきました。ありがとうございました!

・「名古屋大学にはTOICをはじめ、OICXなど様々な施設があるが、どう使い分けたらいいのか?」

・「TOICにはどんな相談ができるのか?」

・「新規事業を推進するにあたり、上司や関係者をどう説得していったのか?」

 

約1時間半のイベントとなりましたが、ご来場の皆様が真剣にお話を聞いておられ、本イベントを企画して良かったと改めて感じております。

TOIC NAGOYAを運営するATOMicaのビジョンは「あらゆる願いに寄り添い、人と人を結び続ける」こと。そのため、「願い=Wish」と「出会い= Knot」を大切にしています。ぜひ皆様の「Wish」をTOICにお寄せください!

ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
少しでも名古屋大学との連携に興味を持っていただけましたら幸いでございます。TOIC NAGOYAにて皆様のご来館をお待ちしております!


【名古屋大学との連携に関するお問合せ先】
 TOIC NAGOYA運営担当宛
 TEL  :052-559-1158
 MAIL:toic-n.reception@aip.nagoya-u.ac.jp