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お知らせ イベントレポート

TOIC NAGOYAの入居者をご紹介するイベント”SUMMER TOIC”を開催しました

当イベントは、TOIC NAGOYAに入居されている企業様等について、名古屋大学内外の皆様にも知っていただくことでオープンイノベーションを活性化させるという目的のもと、ご入居者様のご紹介とご来場いただいた皆様の交流を図るものとして実施させていただきました。

 

◾️イベント実施概要

◯イベント名:SUMMER TOIC

◯日時:2024年9月6日(金) 18:30~21:00(受付開始:18:00)

◯会場:名古屋大学内『TOIC NAGOYA』

◯登壇者:
  名古屋大発ベンチャー 株式会社U-MAP 取締役 COO 前田孝浩
  名古屋大学 COI-NEXT変環共創拠点 副PL 髙田和明
  株式会社ATOMica コミュニティーマネージャー 深川恭平

◯プログラム内容:
・TOIC NAGOYA 概要紹介
・株式会社U-MAP 取組み紹介&質問タイム
・名古屋大学 COI-NEXT変環共創拠点 取組み紹介&質問タイム
・来場者の皆様と交流会

 

◾️イベントの様子

 

◯TOIC NAGOYA 概要紹介

『TOIC NAGOYA』概要紹介のパートでは、TOIC NAGOYA設立の背景や施設概要、およびTOIC NAGOYAを起点とする、東海国立大学機構内のネットワークの活用(アカデミアへの接続、コミュニティーマネージャーの役割)についてお話させていただきました。
併せて、ご来場いただいた皆様にTOIC NAGOYAの利用イメージを持っていただくために、TOIC NAGOYAのWISH & KNOTの事例をご紹介させていただきました。

 

※運営サポートを務めるATOMicaは、ビジョンとして「あらゆる願いに寄り添い、人と人を結び続ける」ことを掲げており、「願い=WISH」と「出会い= KNOT」をTOIC NAGOYAとしても大切にしています。

 

 

 

 

◯株式会社U-MAP 取組み紹介 

株式会社U‐MAPは、2016年、電子機器の熱問題解決に向け、繊維状の窒化アルミニウムの工業製品化を目指し設立された名古屋大学発ベンチャー。愛知県瀬戸市に工場を構え、ファイバー状窒化アルミニウム単結晶(以下、Thermalnite)の研究開発を進めている同社による、Thermalniteを用いた高機能・放熱部材ビジネスのご紹介をいただきました。

 

◯株式会社U-MAP 質疑応答 

取り組み紹介ののちに質疑応答の時間を設けたところ、参加者の方からは、「今はどんな製品と一緒に展開をされたいのか、こういったメーカーにアプローチされている、などがあればお尋ねしたい」というご質問をいただきました。
こちらに対し、「低熱抵抗TIMシートと高強度セラミックス基板の2つを主に、LEDの実装基板と通信用の光コンバーターのトランシーバーのチップを実装するための基板について進めている」とご回答いただきました。
また、「スタートアップの時点で、こういう支援があったら嬉しかったと思うことはあるか」とのご質問に対しては、「U‐MAPを立ち上げたとき、名古屋大学はすでに起業支援に注力していたが、TOICのような施設はなかったため、TOICの入居者エリアのように段々とステップアップしていくようなファシリティがあると起業におけるイメージが湧きやすい」とお話されていました。

 

 

 

 

◯名古屋大学 COI-NEXT変環共創拠点 取組み紹介

名古屋大学 COI-NEXT変環共創拠点は、日本における資源・エネルギー不足問題に向き合うべく、「消費から“変環”へ無理なく楽しく資源・エネルギーを皆で共創し、資源のない日本を資源国へ」を拠点ビジョンとして策定し、活動しています。
「拠点ビジョン実現のためのバックキャスト型研究開発」とそれを支える「持続的な運営が可能な産学共創システムの構築」をパッケージで推進していくにあたり、どのように地域や企業・行政とタッグを組んで取り組まれているのかをご紹介いただきました。

 

 

 

◯名古屋大学 COI-NEXT変環共創拠点 質疑応答

こちらの質疑応答の時間では、「産学連携においては、何を課題に感じられ、髙田さんが本プロジェクトに参加されたのか」というご質問をいただきました。そちらに対し、「博士号を取得された方々の離職の背景にある、企業の研究・開発テーマと大学の研究・開発テーマのギャップについて課題を感じ、学生の教育や人材開発が原因ではないかと、自ら大学の内部に入っていったことが出発点」だとご回答いただきました。
また、「大学と大企業の産学連携は認識しているが、中小企業との連携は課題」とのコメントがあり、 「中小企業との連携を阻害する要因とはどんな所にあると思うか」という質問に対しては、「阻害となっているかまではわからないが、人とつながる場、コミュニティをつくることができる場がないと感じている」と、コミュニティづくりの重要性についてお話されていました。

 

◾️交流会の様子

交流会では、お酒を片手にTOIC NAGOYAご入居者、大学関係者、企業など、参加者のみなさま同士交流や意見交換を楽しんでおられました。

 

 

◾️来場者の方のコメント

ご来場いただいた皆様からも感想やコメントをいただくことができました。ありがとうございました!

・TOIC NAGOYAについて、また入居されている方々について知ることができました。
・ 貴重な交流の場を設けていただきありがとうございます。
・TOIC NAGOYAについて興味が湧きました。

◾️次回イベントのお知らせ

次回は、10/23(水)にTOIC NAGOYAにて、SAI‐Lab代表取締役 我妻幸長氏を講師にお招きし、第4回「デジタルツイン多結晶創成研究会」が開催されます!

イベントの後半には参加者同士の交流会も予定しております。
ぜひご参加いただけましたら幸いです。
 

◯イベント名:第4回「デジタルツイン多結晶創成研究会」

◯日時:令和6年10月23日(水)16:00~18:00

◯会場:TOIC NAGOYA 名古屋大学 1階プレゼンテーションエリア
     (アクセス:https://toic-n.aip.thers.ac.jp/access/

◯開催方法:オンラインおよび会場参加によるハイブリッド形式
※招待URL、ミーティングID、パスコードは後日お知らせいたします。

〇申し込み方法:
以下のフォームよりお申し込みください。
https://smoothcontact.jp/front/output/7f000001a324d7c5a05ee785f61d4

◯プログラム:
◇16:00~16:05
 座長挨拶 横井 達矢 氏(名古屋大学)

◇16:05~17:05
 特別講演
 「生成AIの現在と未来 -ヒトとAIが共生する未来への道筋-」
  我妻 幸長 氏(SAI-Lab株式会社 代表取締役)

◇17:05~18:00
 総合討論

◇18:30~(予定)
 交流会(詳細は当日ご案内いたします。)