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大学×行政×企業によるトークセッションイベント「はじめまして、TOIC NAGOYA」を開催しました

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この度名古屋大学とATOMicaは、名古屋大学内に設置しているオープンイノベーションを推進する産学融合拠点『TOIC NAGOYA』にて、大学×行政×企業によるトークセッションイベント「はじめまして、TOIC NAGOYA!!」を2024年7月22日(月)に開催しました。 

当日は『TOIC NAGOYA』の施設概要や、施設運営を担当するATOMicaについてご紹介した後、”オープンイノベーションを創出していくには何が必要か?”をテーマに4名の登壇者によるトークセッションを実施。大学、行政、企業とそれぞれ異なる立場からオープンイノベーションについての考え方や思いなどをお話しいただきました。最後に、来場者の皆さまとの交流会も開催。大学関係者、支援機関、企業など約70名の方にご来場いただき、多くの交流が生まれる場となりました。

来場者の皆様からは「オープンイノベーションに必要な土壌の部分を知ることができて良かった」「TOIC NAGOYAという施設に可能性を感じた」などの声も。産学融合拠点ならではの、研究者と繋がりたい、という声やTOIC NAGOYAで起業関連のイベントを開催してみたい、といったご意見もいただきました。

◾️イベント実施概要

◯イベント名:はじめまして、TOIC NAGOYA!!”新たなオープンイノベーションの形を”

◯日時:2024年7月22日(月) 18:30~20:30(開場:18:00)

◯会場:名古屋大学内『TOIC NAGOYA』

◯トークセッション登壇者:

名古屋大学 副総長 / 学術研究・産学官連携推進本部長 佐宗章弘(Akihiro Sasoh)

株式会社X Futures 代表取締役 / 中小企業基盤整備機構 中小企業アドバイザー 丸山太一郎(Taichiro Maruyama)

名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部 スタートアップ推進室URA(Tongali・Idea Stoa運営) 末吉彩(Aya Sueyoshi)

株式会社ATOMica 代表取締役 Co-CEO(TOIC NAGOYA運営)嶋田瑞生(Mizuki Shimada)

◯プログラム内容:

・TOIC NAGOYA 概要ご紹介

・TOIC NAGOYAで運営サポートを務めるATOMicaのご紹介

・登壇者トークセッション「オープンイノベーションの創出には何が必要か?」

・来場者の皆様と交流会

◾️イベントの様子

『TOIC NAGOYA』概要紹介のご紹介パートでは、名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部 URAの沖原よりオープンイノベーション推進のための「産学交流」「起業支援」「共同研究」をどのように支援していくのか、またATOMicaにTOIC NAGOYAの運営を委託した理由などをご説明させていただきました。


オープンイノベーション創出には、
ただ施設を貸すだけではなく、利用者に適切な情報を提供するコミュニケーターが必要不可欠であること、東海国立大学機構の関連施設や地域のステークホルダーとも連携しながら、イノベーション創出を目指していくことをご説明しました。

 


さらに、施設の運営サポートを務めるATOMicaの代表嶋田からATOMicaの会社概要についてご紹介。TOIC NAGOYAのコミュニティマネージャー深川からは、TOIC NAGOYAが学生、教授、企業など様々な人や情報が集まる場所となり、そして彼らを繋ぐオープンイノベーションのハブとなる存在を目指していくと抱負を語ってもらいました。

 


トークセッションでは、”オープンイノベーションを創出していくには何が必要か?”をテーマにそれぞれ異なる立場から4名の登壇者にお話しいただきました。

 

佐宗副総長は大学教員の立場から、自身が研究している専門分野のみにとらわれず、大学教員以外の立場の方々と積極的にコミュニケーションを取り課題解決を探求していくことの重要性を、丸山さんはスタートアップや中小企業支援の立場から、企業が主体となり、教授や研究者と連携したいことを発信していき、適切にアサインすることの大事さがオープンイノベーションに繋がるとのお話をいただきました。

末吉さんは同じ名古屋大学内の共創スタジオ「Idea Stoa」を運営している立場から、コミュニケーションを活性化させるために、学生に”問い”を書いてもらい、付箋を活用して匿名で”問い”に回答してもらう仕組みを作ったことで交流が生まれた事例についてお話しいただきました。

当社の嶋田からはスタートアップ企業の視点から「とりあえずやってみる」という環境をどう作っていくか、チャレンジした結果が最終的にスタートアップや起業につながっていくという話をさせていただきました。

また、オープンイノベーション創出のためには”信頼関係が鍵”ということは登壇者4名とも共通の意見でした。ごはんを食べたりお酒を飲みながら交流し、お互いがどのような人かを知ることができるようになると、心を開きやすくなり、情報や自分のマインドをオープンにしやすくなるとの声も。お酒を飲みながら交流できるイベントをTOIC NAGOYAでも実施してほしい、といった要望も出たので、そういったイベントも今後企画していきたいと思います。

◾️交流会の様子

佐宗副総長の乾杯の音頭を皮切りに、交流会がスタートしました。

約1時間程度の交流会となりましたが、大学関係者、支援機関、企業など様々な方々が和気藹々と交流を楽しんでおられました。

ATOMicaのビジョンは「あらゆる願いに寄り添い、人と人を結び続ける」こと。そのため、「願い=WISH」と「出会い= KNOT」を大切にしています。

交流会の最中には多くの方に「WISH」を付箋に書いて、ホワイトボードに貼り出していただきました。

「記憶の研究をしている研究者と繋がりたい」「名古屋でスタートアップの街を作りたい」「イノベーション施設の横のつながりを作りたい」など、産学連携施設であるTOIC NAGOYAならではのWISHも多数みられました。参加者の皆さまが共有してくださった素敵な願いを叶え、オープンイノベーションが生み出せるように、ATOMicaがこれから全力でサポートしてまいります。

◾️来場者の方のコメント

ご来場いただいた皆様からも感想やコメントをいただくことができました。ありがとうございました!

 ・「様々なバックグラウンドや立場の方の意見が聞けて、勉強になった」

・「面白かったです。興味はあったので、ここへ来てこれから交流をしていきたいなと思えました。」

・「新しい考え方やヒントを得られた。わくわくした。」

・「オープンイノベーションって何?っと思うのですが、皆様の思いを聞くことができてよかったです。」

◾️次回イベントのお知らせ

次回は、9/6(金)にTOIC NAGOYAの入居者の方をご紹介するイベント「SUMMER TOIC」を予定しております。

イベント参加者の皆さまと、入居者の方の交流会も同時開催します。(アルコールもありますよ!)ぜひご参加いただけましたら幸いです。
 

◯イベント名:SUMMER TOIC

◯日時:2024年9月6日(金)18:30〜21:00(受付開始18:00) 

◯会場:TOIC NAGOYA

◯費用:無料 ※交流会に参加される方のみ、会費1,000円を頂戴いたします

◯登壇者(TOIC NAGOYA入居者):

◇株式会社U-MAP 取締役COO 前田 孝浩

◇名古屋大学 COI-NEXT変環共創拠点 副プロジェクトリーダー 髙田 和明

▼詳細はこちら
https://toic-n.aip.thers.ac.jp/event/918/