お知らせ イベントレポート
Tech GALA 2026にて出張イベント「Knots by TOIC」を開催しました

この度TOIC NAGOYAは、Tech GALAにて出張イベント「Knots by TOIC ~ノーベル賞受賞研究とオープンイノベーション~」を2026年1月28日(水)に開催しました。
当日はTOICの施設概要や、名古屋サイトの入居者であるCOI-NEXT変環共創拠点と日本特殊陶業株式会社からオープンイノベーションに関する取組みをご紹介した後、ノーベル賞受賞研究のような学術的価値の高い研究を、社会的価値に昇華させ、イノベーションに繋げていくための課題や苦労、その解決に向けた産学連携、特にTOICや「水素の森」プロジェクトが担える役割の可能性についてパネルディスカッションを実施しました。
最後に、来場者の皆様とのネットワーキングも開催。大学関係者、支援機関、企業など約30名の方にご来場いただき、多くの交流が生まれる場となりました。
◾️イベント実施概要
◯イベント名:Knots by TOIC ~ノーベル賞受賞研究とオープンイノベーション~
◯日時:2026年1月28日(水) 13:00~15:00
◯会場:アーバンネット名古屋ネクスタカンファレンス3F H Stage
◯登壇者:
名古屋大学 COI-NEXT 変環共創拠点 プロジェクトリーダー / 名古屋大学 大学院工学研究科 教授 松田亮太郎 氏
日本特殊陶業株式会社 グローバル戦略本部 ウェルビーイング戦略グループ サステナビリティ戦略室 室長 久禮圭祐 氏
(司会/モデレーター)
名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部 URA 沖原理沙

◯プログラム内容:
・TOIC概要ご紹介
・名古屋大学 COI-NEXT 変環共創拠点「2025ノーベル化学賞のMOFと変環:『無用之用』が導く資源・エネルギーを自ら作る社会」
・日本特殊陶業株式会社「水素の森プロジェクトにおけるオープンイノベーションへの取り組み」
・パネルディスカッション「ノーベル賞受賞研究とオープンイノベーション」
・ネットワーキング
◾️イベントの様子
TOIC概要紹介のパートでは、名古屋大学 学術研究・産学官連携推進本部 URAの沖原より、TOICができた背景やオープンイノベーション推進のための支援内容や体制についてご説明させていただきました。オープンイノベーション創出には、ただ施設があるだけではなく、コミュニティやコミュニケーションが生まれる場づくりが必要で、そこにはコミュニケーターが不可欠であること、東海国立大学機構の関連施設や地域のステークホルダーとも連携しながら、更なる活性化を目指していくことをご説明しました。


オープンイノベーションに関する取組み紹介のパートでは、はじめに名古屋大学の松田教授に「2025ノーベル化学賞のMOFと変環:『無用之用』が導く資源・エネルギーを自ら作る社会」をテーマにお話しいただきました。
MOF技術の基礎から応用に関する説明と、その社会実装に向けたの取り組みとして、JST共創の場形成支援事業(COI-NEXT)【セキュアでユビキタスな資源エネルギー共創拠点(変環共創拠点)】での活動についてお話しいただきました。事例として、岡山県の西粟倉での未利用資源探索ワークショップや、白馬村・郡上市などでの実証実験を紹介されました。


つぎに、日本特殊陶業株式会社の久禮様にご登壇いただき、「水素の森プロジェクトにおけるオープンイノベーションへの取り組み」をテーマにお話しいただきました。
会社の歴史と事業紹介に続き、「水素の森」プロジェクトでは、「水素」と「炭素循環」をテーマとするスタートアップを対象にCVCファンドによる投資支援とインキュベーション・アクセラレーションを支える実証フィールドによる成長支援をされているとのご説明がありました。スタートアップのアイデア(卵)を「水素の森」で育てて、持続可能な未来を実現する技術として送り出しているそうです。


後半のパネルディスカッションでは、冒頭で松田教授がノーベル賞の授与式に参加された際の写真や動画を紹介しながらお話をされ、会場の皆さんと授与式の雰囲気を感じることができました。
また、久禮様からは、「水素の森」プロジェクトが、国内外で他に類を見ない程に魅力的な内容であること、実証フィールドの見学ツアーも実施可能であるとのお話もあり、会場内から行ってみたいとの声も聞こえました。
更にモデレーターから登壇者のお二人へは、愛知県でオープンイノベーションに取り組む意義について問いかけ、東京や大阪にもアクセスしやすい地の利の良さ、製造業の産業集積地であることから技術力を活かしてMOF等の先端材料を消費者がその価値を享受できる形へ昇華させ、世界に発信していくことにおいて利があることが議論されました。それを実現するための、スタートアップ企業の存在の重要性の他、多様なステークホルダーとの出会いや各自の意識・行動変容のキッカケの場としてのTOIC、そしてより出口に近い実証研究の場としての「水素の森」プロジェクトの役割の可能性を感じることが出来ました。

◾️来場者の方からのご質問
ご来場いただいた参加者からは「MOFを医薬品に応用することはできるのか」や「大手商社による水素の輸入と比較して、どんな違いを出していくのか」、「MOFの研究はノーベル賞で成熟してると思うが、どんな研究をこれからしたいのか」など鋭い質問も飛び出しました。松田教授からは、MOFの学術的な研究は一段落してるが、これから社会にどう還元していくかフォーカスした研究になっていくと話されました。
約1時間半のイベントとなりましたが、ご来場の皆様が真剣にお話を聞いておられ、本イベントを企画して良かったと改めて感じております。
ご来場いただいた皆様、誠にありがとうございました。
少しでも名古屋大学との連携に興味を持っていただけましたら幸いでございます。TOIC NAGOYAにて皆様のご来館をお待ちしております!
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